小松左京「空中都市008」入荷のお知らせ

日本を代表するSF作家として多くの足跡を残し、先日惜しまれながら亡くなった小松左京氏の作品。アオゾラ市という21世紀の未来の日本を舞台に、ホシオくん、ツキコちゃんの兄妹と友達のジニーちゃんの毎日を描いています。この「空中都市008」はその後NHKの人形劇で映像化もされました。
作中では未来の都市のさまざまな技術が描かれ、ほのぼのとした語り口の子供向けの荒唐無稽なお話かと思いきや、各章の末には根拠となった1962年当時の最新技術が紹介されています。予想通りとなった未来像もあれば、違う道を辿ったもの、まだ実現には至らないものなどがあり、現実に21世紀となった今、当時想像された未来の姿と現代を比べてみると興味は尽きません。
＜売切＞