天牛書店 天神橋便り

当店は明治40年の創業以来「ふるほんや天牛」と大阪の皆様に親しんでいただいております。 洋書から和本まで、時代・ジャンルを問わず、ちょっとユニークで楽しい本との出会いをお届けします。  【天神橋店では、当分の間販売のみとさせて頂いております。ご了承下さい。】

「闇への憬れ もうひとつの『アフリカの日々』」入荷のお知らせ


「闇への憬れ もうひとつの『アフリカの日々』」が入荷しました。
語り手のカマンテ・ガトゥラは、植民地時代のケニアでの生活を描いた『アフリカの日々』の作者カレン・ブリクセン家の料理人でした。カレン・ブリクセン(イサク・ディーネセン)はデンマークを代表する小説家で、ケニアでの農園経営の失敗後帰国し、『七つのゴシック物語』等の作品を発表しました。
本書は『アフリカの日々』に影響を受け、自らもアフリカを舞台にした写真を撮り続ける写真家ピーター・ビアードが、『アフリカの日々』の中にも登場するカマンテ・ガトゥラを訪れ、彼の語ったカレン・ブリクセンとの生活や、彼自身の生い立ち、民族に伝わる伝承物語などを何年もかけて聞き取ったもの。カマンテによるイラストが添えられ、素朴な(ところどころ間違いもある)英語で綴られたノートがそのまま印刷されており、日本語版の本書は港千尋氏による訳で読むことができます。


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