「甲子の歳」(舞坂悦治著、ジュンク堂書店)入荷のお知らせ
「甲子の歳」(舞坂悦治著、ジュンク堂書店)が入荷しました。高校野球のメッカ、阪神甲子園球場の名づけ親であり、阪神電鉄の専務であった実業家、三崎省三をモデルとした伝記小説です。
三崎省三は明治中頃アメリカに留学して工学を学んだ後帰国し、京都市電など各地の電気鉄道の創業に関わり、その力を注ぎました。ちなみに作者の舞坂悦治は省三の四男です。当時まだ日本には本格的な大規模野球場がなく、甲子園球場の建設とその近郊の開発の裏には様々なドラマがありました。野球観戦に恵まれないこの季節、あまり知られていない三崎省三の生涯と甲子園建設の背景を学びつつ、春の選抜高等学校野球大会開幕を待つのはいかがでしょうか。<売切>