夏のサーカス洋書フェア のお知らせ
8月に入り、いよいよ暑さが本格的になってまいりました。
天牛書店 天神橋店では、8月11日より「夏のサーカスブックフェア」を開催いたします。
1900年代前半からのサーカス、大道芸などに関する洋書が多数入荷致しましたので、お求めやすい価格にて販売いたします。
今まさに中之島にて公演中のシルク・ドゥ・ソレイユ、さらに8/25から大阪に巡回してくるボリショイサーカス。今年大阪の夏はサーカスが盛んです。
「古いサーカスの本」という、心躍るテーマに加え、どこか哀愁の漂う装丁や興味深い図版など、ぜひお手に取ってご覧ください。
(なくなり次第終了となります)
動画は1952年公開のサーカス映画、「地上最大のショウ」より。
古本 買取・販売「 天牛書店 」 http://www.tengyu-syoten.co.jp/
19世紀パリ関連書 入荷のお知らせ
19世紀中期から後期にかけて刊行されたパリに関する書籍3点が入荷しました。
19世紀中期フランスのジャーナリスト、エドモン・テクシエによるパリ紹介書「タブロー・ド・パリ」(
ナポレオン三世治下の第二帝政時代(
【天牛書店】書籍詳細 - Tableau de Paris 「タブロー・ド・パリ」 19世紀 洋書 フランス地誌・挿絵本
19世紀フランスの文筆家エミール・ド・ラ・ベドリエール(1812-1883)による19世紀パリ史書「新しいパリ―20区の歴史」。
現代まで続くパリの行政区分が整備され、近代都市として生まれ変わった当時に刊行された本書は、20区それぞれの地誌や歴史、エピソードを紹介したもの。
19世紀挿絵画家の巨匠、ギュスターヴ・ドレによる豊富な文中カットと、パリ全体図を含む21舗の地図を収録した、眼にも愉しいパリ史料です。
【天牛書店】書籍詳細 - Nouveau Paris エミール・ド・ラ・ ベドリエール 「新しいパリ」 ギュスターヴ・ドレ挿絵 19世紀フランス 洋書 パリ史書
1889年に開催されたフランスでの4回目の万博、パリ万国博覧会の全貌を収めた同時代の記録報告書。
1889年のパリ万博はフランス革命100周年記念の開催でもあり、エッフェル塔が建てられたことでも重要な万博。
エッフェル塔や巨大パビリオン建造の様子から、世界各国のパビリオン、最新機械の展示から美術の殿堂にいたるまで、フランスが国力の粋を尽くした一大イベントをあまさず記録した、興趣尽きない近代フランス史料です。
【天牛書店】書籍詳細 - L'Exposition Universelle de 1889 19世紀 洋書「1889年 パリ万国博覧会」全4冊揃
古本 買取・販売「 天牛書店 」 http://www.tengyu-syoten.co.jp/
「和本・浮世絵 特集」開催中
天牛書店 天神橋店で好評開催中の「和本・浮世絵特集」より、展示品の一部をご紹介します。
「蒹葭堂雑録」1856年
江戸時代中期の大阪を代表する博学多芸の文人、木村蒹葭堂(
【天牛書店】書籍詳細 - 蒹葭堂雑録 全5冊揃 江戸後期 和本 雑学・奇談・考証随筆
【1755年 和歌山県有田郡湯浅町で捕えられた怪蛇について】
宝暦五年、亥の夏、紀州在田群湯浅においてあやしき蛇を捕ふ。その形およそ蛇に似て、色黒く、身肥え、勢い盛んなり。丈六尺三寸、胴囲七寸、二足あり。指は針鼠の毛のごとく、尾の末は角のごとく尖りて針あり。舌は獣の舌のごとし。本草綱目に千歳蛇と言ひて四つ足のものありといえども、二足の蛇は更に載せず。奇と言うべし。
「善庵随筆」1850年
江戸後期の儒学者 浅川善庵(
【天牛書店】書籍詳細 - 善庵随筆 上下2冊揃 江戸後期 和本 考証随筆 妖怪 河童図
【河童の形状について】
その形状は人のごとく、両目円黄、鼻は突出し猿猴のごとし、口は大にして犬のごとく、歯は亀歯のごとく、上下四牙尖れり、頭に短髪あり、色赤し、額上に一穴あり、深さ一寸、上に蓋ありて蛤のごとし、面は青黒色、背色は亀甲のごとく、その堅きことも同じ、腹も亀板のごとくにして黄色なり。四指短くして爪長く、指間に水かきあり、手足を縮める時は皆、甲板の間に蔵るること亀に異ならず
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