武井武雄特集のお知らせ
【終了】
天牛書店 天神橋店
『武井武雄特集』のお知らせ
4月28日(金)〜5月21日(日)
先日桜が散ったと思いきや、早くもゴールデンウィークが近づいてきました。
この度、4/28の金曜日から天牛書店 天神橋店にて武井武雄特集を開催します。
武井武雄(明治27年〜昭和58年)は童画家、童話作家、造本芸術家、版画家として活躍した人物です。
ユーモアやナンセンスな世界観で彩られた子供のための童話作品や、美しいデザインの玩具を数多く生み出し、「おとぎの国の王様」と呼ばれ児童文化の発展に尽くしました。
また、彼の芸術を愛する会員に配布していた「刊本作品」シリーズは、製本や装丁にこだわりぬいた「本の宝石」とまで呼ばれる作品でした。
今回の特集では、古書蒐集家からも人気の高い刊本作品を多く含む、武井武雄の書籍が一挙店頭に並びます。
また、刊本作品とあわせてつくられたボックスも複数入荷いたしましたので、こちらも展示販売致します。
この函たちも、漆や桜の木、真鍮など様々な素材を用い、技巧を凝らして製作された、美しい物です。
このまたとない機会に、ぜひ店頭に足をお運び下さい。
古本 買取・販売「 天牛書店 」 http://www.tengyu-syoten.co.jp/
「大大阪橋梁選集」入荷のお知らせ
「大大阪橋梁選集」が入荷いたしました。
大正末期から昭和初期にかけての大阪は「大大阪時代」と呼ばれ、関一市長の下で市域が拡張され、人口も増加し、様々な建築物や都市インフラが整備された華やかな時代でした。
本書はこの頃に着工、竣工された大阪市内の橋の写真を集めたもの。
橋の全景だけでなく、燈柱や欄干の詳細も写されており、当時のモダン建築のディテールを楽しむことができます。また、橋の向こうに見える街並みも現在ではすっかり変わってしまったものです。
水の都大阪の最盛期を振り返る貴重な資料です。
滋賀県立美術館『ウォルター・クレインの本の仕事』展
ただいま滋賀県立美術館では『ウォルター・クレインの本の仕事』展が開催中です。
絵本はここから始まった―ウォルター・クレインの本の仕事 | 滋賀県立近代美術館
こちらの展覧会では、19世紀の絵本作家ウォルター・クレインのほぼすべての絵本と主要な挿絵本が網羅されており、またクレインとともに絵本の黄金時代を築いた画家グリーナウェイとコールデコットの作品約40点も合わせて展示されています。
当店でもただいま19世紀イギリスの絵本を展示販売中です。
こちらは、絵本作家ランドルフ・コールデコットによるトイ・ブックです。
こちらは、ケイト・グリーナウェイの、当時出版された本のページです。
ウォルター・クレインと共に仕事をし、多色刷木口木版を開発して絵本史に名を残したエドマンド・エヴァンズという彫版師・出版プロデューサーが、
クレインの後に手を組んで共に本を作ったアーティストがコールデコットとグリーナウェイでした。
それぞれ、英米の権威ある絵本の賞の名前にもなっており、近代絵本の幕開けとして、後の絵本作家たちに与えた影響がいかに大きかったか伺えると思います。
ヴィクトリア朝イギリスで開花した華麗な挿絵本の世界を是非味わってください。
古本 買取・販売「 天牛書店 」 http://www.tengyu-syoten.co.jp/